鼻の入り口が痛い・腫れている? ― 毛包炎かもしれません|福岡県春日市の耳鼻科|にしじま耳鼻咽喉科 鼻手術クリニック

〒816-0855福岡県春日市天神山3丁目21番

TEL.092-558-3787

     WEB受付

鼻の入り口が痛い・腫れている? ― 毛包炎かもしれません

鼻の入り口が痛い・腫れている? ― 毛包炎かもしれません|福岡県春日市の耳鼻科|にしじま耳鼻咽喉科 鼻手術クリニック

2025年6月13日

 「鼻の入り口が赤く腫れて痛い」「触れるとヒリヒリする」――そんな症状があるときは、毛包炎(もうほうえん)、別名:毛嚢炎(もうのうえん)が疑われます。

鼻 の中、とくに入り口のあたりには鼻毛が生えていますが、その鼻毛の根元(毛包)に細菌が入り込んで炎症を起こすことで発症します。

原因は?

 毛包炎の原因の多くは、細菌(とくに黄色ブドウ球菌)の感染です。以下のような行動が、発症のきっかけになることがあります。

  • 指で鼻をほじる(小さな傷ができる)
  • 強く何度も鼻をかむ
  • アレルギーや鼻風邪で鼻を頻繁に触る
  • 肌が不潔な状態になっている

 悪化すると、腫れが鼻の外側にまで広がり、「赤鼻」状態になることもあります。

主な症状

  • 鼻の入り口にできる赤い腫れやしこり
  • 押すと痛みがある
  • 軽いかゆみや熱感
  • 化膿して黄色い膿が出ることも

治療について

 軽症の場合は、次のような対応で十分に改善が見込めます。

  • 鼻を清潔に保つ
  • 鼻をいじらないようにする
  • 抗菌薬入りの軟膏や消炎薬の外用

 ただし、症状が強い場合や広がっている場合には、飲み薬(抗菌薬・抗炎症薬)が必要になることもあります。

 また、同時に鼻炎や副鼻腔炎がある場合には、それらの治療もあわせて行うことが大切です。

予防のポイント

 毛包炎の予防には、以下の点に気をつけましょう。

  • 鼻をほじらない
  • 鼻の中も含めて清潔を保つ
  • 乾燥対策や保湿も有効
  • 睡眠不足やストレスを避けて、免疫力の維持を心がける

繰り返す場合は注意

 一般的には軽症で治ることが多い毛包炎ですが、何度も繰り返す、なかなか治らないといった場合は、皮膚や粘膜の腫瘍など、ほかの病気が隠れている可能性も考えられます。

 気になる症状があるときは、早めに耳鼻科へご相談ください。

TOP