「息がしづらい」「なんだかスッキリしない」そんな不快感を引き起こす鼻づまり。実は、原因によっていくつかのタイプに分かれ、それぞれに適した治療が必要です。

たとえば、鼻の粘膜が腫れて空気の通り道が狭くなるタイプは、アレルギー性鼻炎や慢性鼻炎が原因であることが多く、薬物療法や手術が効果的です。一方、粘っこい鼻水が詰まって起こる場合は、感染症や炎症が関係しているかもしれません。また、鼻の入り口に鼻くそが絡んでいるケースでは、鼻の乾燥や空気の汚れが関与していることもあります。

鼻づまりが続くと、自然と口呼吸になりがちです。口呼吸は、睡眠の質を下げたり、口の中が乾燥しやすくなったりと、体全体に悪影響を及ぼすことがあります。特に、幼い頃からアレルギー性鼻炎をお持ちの方は、鼻づまりに慣れてしまい、自覚しにくいこともあります。

適切な治療により、鼻呼吸を取り戻すことが可能です。鼻づまりの改善は、睡眠や集中力の向上、日常生活の快適さにつながることが期待されます。
「これくらい我慢すれば大丈夫」と思わず、まずは一度専門医にご相談ください。毎日の呼吸がスムーズになることで、生活の質が大きく向上するかもしれません。