2025年8月29日

のどの違和感や首まわりの痛みが長く続く場合、原因のひとつとして「茎状突起過長症(イーグル症候群)」という病気が隠れていることがあります。比較的まれな病気ですが、症状に悩む方にとっては日常生活に支障をきたすこともあります。
どんな症状が起こるの?
症状は人によって異なりますが、主に次のようなものがみられます。
- のどの症状:違和感、圧迫感、異物感、飲み込みにくさ、嚥下時の痛み
- 耳や顔まわりの症状:耳の痛み、あごや顔の痛み、肩こり
- その他の症状:頭痛、まれにめまいやふらつき、脳梗塞に似た症状が出ることもあります
原因は?
耳の下あたりに「茎状突起」という細い骨があります。この骨が普通より長く伸びてしまうと、周囲の神経や血管を圧迫し、上記のような症状が出ることがあります。
診断方法について
CT検査で茎状突起の長さを確認することで、比較的はっきり診断できます。のどや耳の不調が長引いて原因が分からない場合、検査で初めて見つかることも少なくありません。
治療について
症状の程度によって治療法は異なります。
- 軽い症状の場合:痛み止めなどの薬で様子をみます
- 改善しない場合:神経ブロックやステロイド注射を行うこともあります
- 強い症状が続く場合:根本的な治療として「茎状突起の切除手術」を行います。手術には、口の中から行う方法と首の皮膚を切開する方法があり、症状や状態によって選択されます。
まとめ
長引くのどの違和感や飲み込みにくさ、耳・顔の痛みなどがある場合、茎状突起過長症が原因になっていることもあります。気になる症状が続く方は、一度耳鼻咽喉科でご相談ください。