熱中症に注意!|福岡県春日市の耳鼻科|にしじま耳鼻咽喉科 鼻手術クリニック

〒816-0855福岡県春日市天神山3丁目21番

TEL.092-558-3787

     WEB受付

熱中症に注意!

熱中症に注意!|福岡県春日市の耳鼻科|にしじま耳鼻咽喉科 鼻手術クリニック

2025年7月11日

今年は梅雨明けも早く、厳しい暑さが続いています。連日のように「熱中症警戒アラート」が発表されており、注意が必要です。

熱中症には、大きく2つのタイプがあります。それぞれの特徴と予防法を知って、暑い夏を安全に過ごしましょう。

1. 古典的な熱中症(非労作性熱中症)

主に高温多湿の環境に長時間いることで起こる熱中症で、運動をしていなくても発症します。
特に高齢者、持病のある方、乳幼児は注意が必要です。

【主な症状】

  • 倦怠感、めまい、立ちくらみ
  • 頭痛、吐き気
  • 進行すると意識障害や高体温

【予防のポイント】

  • 冷房を積極的に使用することが最も重要です。暑さを感じてからでは遅く、1日中つけっぱなしにしても構いません。
  • こまめな水分補給を心がけましょう。特に高齢者は喉の渇きを感じにくいので、意識して水分をとることが大切です。

2. 労作性熱中症(運動性熱中症)

運動や重労働で体内に熱がこもることと、大量の発汗による脱水や塩分不足が原因で起こります。
若く健康な方でも発症するため、スポーツや屋外作業時には注意が必要です。

【主な症状】

  • 倦怠感、頭痛、吐き気、めまい
  • 筋肉のけいれん(こむら返り)
  • 進行すると意識障害や高体温

【予防のポイント】

  • 暑い時間帯や直射日光を避ける
  • 通気性の良い服装を選ぶ
  • 運動前には十分な睡眠・体調管理
  • 水分と塩分をこまめに補給(スポーツドリンクや経口補水液が効果的)
  • 暑さに慣れるまでは運動量を調整し、こまめに休憩をとるようにしましょう

熱中症が疑われるときの応急処置

  1. 涼しい場所へ移動
     日陰や冷房の効いた場所へ移動させましょう。
  2. 衣服をゆるめ、体を冷やす
     首元や脇、足の付け根などを氷や冷たいタオルで冷やします。
  3. 水分・塩分を補給
     意識がはっきりしていれば、経口補水液や水を少しずつ飲ませます。
  4. 改善しなければすぐに受診を
     速やかに症状が改善しない場合は、早めに医療機関を受診しましょう。

熱中症は、日常のちょっとした意識で防げる病気です。特に気温と湿度の高い日が続く時期は、無理をせず、自分の体調に敏感になりましょう。

TOP