後鼻漏とは?|福岡県春日市の耳鼻科|にしじま耳鼻咽喉科 鼻手術クリニック

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後鼻漏とは?

後鼻漏とは?|福岡県春日市の耳鼻科|にしじま耳鼻咽喉科 鼻手術クリニック

2025年2月28日

後鼻漏(こうびろう)とは、鼻の奥に溜まった鼻水や痰が喉へ流れ落ちる状態のことを指します。この症状があると、喉に違和感を感じたり、飲み込みづらくなったり、痰が絡むような咳が続くことがあります。

後鼻漏の主な原因

後鼻漏の原因には、大きく分けて鼻や喉の病気によるものと、その他の要因によるものがあります。

鼻や喉の病気が原因の場合

後鼻漏は、以下のような慢性的な鼻や喉の病気によって引き起こされることが多くあります。

  • アレルギー性鼻炎・慢性鼻炎(鼻水の分泌が増える)
  • 慢性副鼻腔炎(ちくのう症)(副鼻腔に膿が溜まり、後鼻漏の原因になる)
  • 鼻中隔湾曲症(鼻の仕切りが曲がっているため、鼻水が溜まりやすい)
  • 慢性上咽頭炎(鼻の奥から喉にかけて炎症が続く)
  • 鼻や副鼻腔の腫瘍(まれに腫瘍が原因となることも)

これらの病気が疑われる場合は、内視鏡(ファイバー)検査やCT検査を行い、適切な治療を進めることで症状の改善が期待できます。

検査で異常が見つからない場合の原因

一方で、耳鼻科の検査で特に異常が見つからないにもかかわらず、「喉に何か流れてくる感じがする」「常に痰が絡む」と訴える方もいます。

このような場合、考えられる原因として、以下のような鼻や喉以外の要因が関係していることがあります。

  • 加齢(粘膜の働きや飲み込む力の低下によって、後鼻漏の症状を感じやすくなる)
  • 鼻咽腔逆流(鼻の奥から喉へ粘液が逆流しやすくなる)
  • 咽喉頭逆流症・逆流性食道炎(胃酸が逆流し、喉に炎症を起こす)
  • 自律神経の乱れ・低血圧(血流や神経の働きが影響し、喉の違和感が続く)
  • 心身症・ストレス(精神的な要因で喉の違和感が強くなる)

特に加齢による影響は、後鼻漏を訴える方の中でもよく見られる要因のひとつです。年齢とともに粘膜の働きや飲み込む力が低下するため、鼻水や痰をうまく処理できず、後鼻漏の症状を感じやすくなることがあります。

後鼻漏でお悩みの方へ

後鼻漏の症状が続く場合、まずは耳鼻咽喉科で検査を受け、治療できるものは適切に治療することが大切です。

また、加齢など治療が難しい原因による場合でも、生活習慣の見直しやストレス管理、適度な水分補給や喉のケアなどで症状が軽減することもあります。

長引く後鼻漏でお困りの方は、お気軽にご相談ください。

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