のどの性病について(咽頭性感染症)|福岡県春日市の耳鼻科|にしじま耳鼻咽喉科 鼻手術クリニック

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のどの性病について(咽頭性感染症)

のどの性病について(咽頭性感染症)|福岡県春日市の耳鼻科|にしじま耳鼻咽喉科 鼻手術クリニック

2026年4月01日

近年、日本では「のどの性病(咽頭性感染症)」が増加傾向にあります。特に多いのはクラミジアと淋菌による感染で、これらは同時に感染しているケースも少なくありません。

大きな特徴は「症状がほとんど出ないこと」です。そのため、気づかないまま感染が広がってしまうこともあります。原因となる微生物には、クラミジアや淋菌のほか、梅毒、ヘルペス、マイコプラズマ、ウレアプラズマなどが挙げられます。

ここでは、代表的な感染症についてご説明します。

1.のどのクラミジア(咽頭クラミジア)

日本で最も多い性感染症のひとつで、特に20代の男女に多く見られます。若い女性での感染率が高いことも知られています。

症状としては、のどの痛みや腫れが出ることがありますが、実際には無症状のことが多いのが特徴です。

診断は、うがい液を用いた検査(核酸増幅法)が主流で、淋菌と同時に調べることが一般的です。

治療は抗生物質の内服で行います。耐性菌の存在も指摘されていますが、多くの場合は適切に内服することで治癒が期待できます。治療後は、3〜4週間後に再検査を行い、治っているかを確認します。

2.のどの淋病(咽頭淋病)

クラミジアに次いで多い性感染症で、主にオーラルセックスによって感染します。こちらも20代を中心に増加しています。

症状は軽い咽頭痛程度か、まったく症状が出ないことも多く、気づきにくい感染症です。

診断はクラミジアと同様に、うがい液を用いた検査で行います。

治療については、近年「耐性菌」の問題があり、内服薬では効果が不十分な場合があります。そのため、セフトリアキソンという抗生物質を点滴で1回投与する治療が標準的です。治療後は3〜4週間後に再検査を行い、治癒を確認します。

3.のどの梅毒

梅毒も近年、若い世代を中心に増加しています。

のどに感染した場合、痛みや発熱、白い斑点、潰瘍、扁桃の腫れなどが見られることがありますが、症状が軽く見逃されることもあります。

診断は血液検査で行います。

治療はペニシリン系抗生物質の内服(2〜4週間)または注射で行います。梅毒は自然に治ることはなく、無症状のまま進行することがあります。進行すると、脳や心臓、血管など全身に影響を及ぼし、重い後遺症を残す可能性があるため、早期の治療が非常に重要です。治療後は1〜3ヶ月後に血液検査を行い、治癒判定を行います。

最後に

のどの性病は、風邪や一般的な咽頭炎・扁桃炎と区別がつきにくく、見逃されやすいのが特徴です。

・のどの違和感が長引く
・思い当たる接触がある
・パートナーに感染が判明した

このような場合は、早めの受診をおすすめします。

検査や治療は、受診時にお申し出いただくことで対応が可能です。また、すべての医療機関で検査ができるわけではないため、事前に対応可能か確認しておくと安心です。

気になる症状がある場合は、一人で悩まずご相談ください。

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