2024年12月13日

頭痛に悩まされる日々を送っていませんか? 頭痛の原因は多岐にわたりますが、中でも注意が必要なのは脳血管系の障害によるものです。しかし実は、鼻や副鼻腔の病気が原因となる頭痛も少なくありません。
例えば、重度の副鼻腔炎(蓄膿症)がある場合は、頭痛外来でのMRI検査で明確に診断されることがあります。しかし、軽い副鼻腔炎や鼻詰まりに伴う頭痛、さらには鼻粘膜の接触が原因の「鼻粘膜接触点頭痛」などは、診断が難しい場合も少なくありません。
こうした鼻や副鼻腔が原因の頭痛は、耳鼻咽喉科での専門的な診察で診断されることがあります。また、必要に応じて行われる手術によって頭痛が軽減したり、解消された方も多くいらっしゃいます。
こんな症状があれば要注意
長引く頭痛がある
市販薬や一般的な治療で改善しない
鼻詰まりや鼻の違和感を伴う
これらの症状がある場合、原因が鼻や副鼻腔にある可能性があります。長引く頭痛にお悩みの方は、一度耳鼻咽喉科を受診されてみてはいかがでしょうか。思いがけない原因が見つかるかもしれません。